一つ上のハードルに
挑戦することで、
新しい世界が見えてくる。

投資信託サービス一部

2020年中途入社

入社の頃の想い

中途入社されるまでの背景について教えてください。

前の職場は金融機関で、新卒入社から約9年間勤めましたが、数年ごとにジョブローテーションをしなくてはならず、さまざまな仕事ができる反面、一つの領域の仕事を突き詰めるということが難しい環境でした。30代に入って、専門的な知識やスキルを高めたいという思いが強くなってきていたこともあり、「これから先、自分はどんな仕事をメインにやっていこうか?」と自分を見つめなおす中で転職を考えるようになりました。

この会社を選んだ理由は?

転職活動中は、自分の適性や興味を見極めるために幅広い業種の企業にエントリーしましたが、自分に合った働き方や求められるスキルが明確になるにつれ、興味を持つ企業は徐々に金融関係に絞られていき、その流れの中でNRIプロセスイノベーションに出会いました。最終的にこの会社を選んだ理由は、「投資信託の会計業務」というニッチさに惹かれたからです。事業内容や会社の雰囲気から、腰を落ち着けて長く働くことができそうだと感じられたことも決め手になりました。

入社から現在までの歩み

入社後のお仕事について教えてください。

投信信託サービス事業の1チームで、まずは投資信託計理の実務からスタートして、まもなく新規のお客様の導入サポートも担当しました。
新規導入の仕事は、お客様が運用されているファンドの保有資産や計理業務の状況、直面している課題などをヒアリングしながら、当社のシステムをベースに業務フローの設計・構築を行うというのが主な内容です。
社内に対しても、それぞれのお客様の業務フローに合わせたマニュアルを作成して、安定的かつ効率的に業務を回せる体制を作るというミッションがあります。

2021年からは、業務のプロセス上で上流工程にあたる別のチームに異動となりました。
異動後のチームは、お客様の側に立って以前いたチームへの業務指図などを行うので、以前のチームでデータ入力などの実務を経験していたことが非常に役立ちました。スムーズに処理するためにはどういう形式のデータを提供した方がいいか?といったこともわかりますし、入力担当のみんなとも同じ目線で話せますので。
リーダーとして2年ほどチーム運営を担当し、その後はチームを離れてお客様企業に常駐する形での業務支援を経験しました。現在は、お客様の業務改善などに関するコンサルティング業務などにも携わっています。

一歩ずつ着実にキャリアを重ねていますが、壁や不安はありませんでしたか?

入社して1年くらいは、がむしゃらでした(笑)。お客様との会話の中で分からない専門用語が登場し、打ち合わせ後に上司や同僚に教えてもらうこともよくありました。お客様の考えや思いをしっかり理解できているか不安な気持ちもありましたが、私が自信のない様子だとお客様に不安や不信感を与えてしまうので、上司・同僚の力を借りつつ、お客様との打ち合わせ前にはしっかりと事前準備をして臨むことを徹底し、話し方なども工夫しながら信頼を得られるように努力しました。

リーダーとしての働き方

新チームに異動後しばらくしてリーダーになりましたが、仕事や働き方に変化はありましたか?

リーダーになると、例えばチームメンバーが体調不良で急に休むことになっても、一人少ない状態でどうやって業務を時間内に完了させるかを自分で考えて実行しなければいけません。苦しい状況であっても「自分がなんとかするんだ!」という気持ちでやっていました。リーダーになって責任感は一段と強くなったと思います。

一人で背負い切れないこともあるのでは?

大きなトラブルなどで自分だけではどうにも調整しきれない事態に直面することもあります。そういう場合は、上司に相談して他のチームに協力してもらうこともできます。毎日、決められた時間までに業務を終えなければいけないことは誰もがよく理解しているので、みんな協力的。部署全体で業務を担うという意識が浸透しているので、たびたびヘルプをお願いすることになってしまっても嫌な顔をする人は一度も見たことがありません。これは本当にすごいことだと思います。

リーダーとして心がけていたことはありますか?

チームにはさまざまな背景のメンバーがいますので、それぞれの事情も頭に置きながら、みんながモチベーションを高く持って仕事をしてもらえるように気を付けていました。私が特に大事にしているのは、メンバーがチームのためを思って行動してくれたことに対して、感謝や労いの言葉をかけること。メンバーの気持ちを受け止めて、感謝の言葉を伝えていくことで、メンバーの定着や「チームのために頑張ろう」というモチベーションの向上に繋げていけるのではないかと考えています。

キャリアを積み重ねるということ

着実にキャリアを重ねていますが、これまでの歩みについてどのように感じていますか?

上司の方々が私の成長具合をよく見てくださっているので、成長に合わせて少し高めのハードルを用意してもらいながら、一歩ずつ歩んでこれたと感じています。一つの専門性を極めながら、少しずつ新しい仕事や役割を与えられることで、それまで知らなかった世界が見えてくることが楽しくて。ちょうどいいタイミングで新しい業務に挑戦させてもらえているので、常にフレッシュな気持ちで仕事に取り組めています。

今後のキャリアについては、どのように考えていますか?

チャンスがあればどんどん新しいことに挑戦し、経験を積むことで幅広い知識を身に着けていきたいと思っています。現在は部署やチームの垣根を超えて業務の効率や品質を高めるといった仕事も兼務しているので、そこでの経験も活かして、いつかは社内のさまざまな部署やチームの橋渡し役になりたいと考えています。社内のさまざまな人を繋ぐことで、問題を解決に導いたり、業務を改善したり、ですね。そういう役割を会社からも求められていると思いますし、私自身もそんな存在になれたらと思っています。

求職者の方へメッセージ

最後に、求職者の方にメッセージをお願いします。

協調性というところはもちろん、この仕事は人を育てることも重要なので、教えることや説明することが好きな人、得意な人が向いているかと思います。自分の仕事を極めるだけではなく、そこで学んだことや身に付けたことを周囲の人に展開して、みんなで高め合うという意識が持てる人が求められているのではないかと思います。