仕事の背景を理解し、
トライ&エラーを重ねたことが
今の自分につながっています。

投資顧問サービス一部

2019年新卒入社

入社の頃の想い

この会社を選んだ理由は?

就職活動では、ワークライフバランスなども含めて「どういう社会人生活を送りたいか?」という観点を大切にしていました。家族の仕事の都合で何度も転校した経験があって、友達作りの面で悩んだ時期もあったりしたので、転勤の心配をせずに安心して働ける環境かどうかというところは特に重視した部分です。それから、自分自身を振り返ってみた時に、自分のために行動するよりも誰かのために行動する方がエネルギーを費やせることが多かったので、社会貢献性の高さも重視していました。

実は第一志望は鉄道業界だったんです。地域密着の私鉄なら転勤もないし、社会貢献性も高いので。その次に志望していたのが金融業界で、最初は銀行や証券会社を視野に入れていました。でも、転勤がつきもので……。その点、当社はあまり転勤がありませんし、NRIグループの一員ということで福利厚生も充実していて、将来的な発展も見込めると思い入社を決めました。それから、当時は私たちが新卒入社の一期生ということで、いろいろチャレンジさせてもらえるのでは?といった気持ちもありました。

入社してみて、想像とのギャップなどはありましたか?

最初に配属されたチームでは投信信託に関する計理業務を担当したのですが、自分が想像していたよりも、すごく地味で地道な仕事だと感じました。最初の頃は、入力したデータに誤りがないかをひたすらチェックするということを日々繰り返していましたので「社会人って、こんなに泥臭いんだ」って思いました(笑)
その当時は目の前の作業しか見えていなくて、一つひとつの業務の意味などが理解できていなかったんですよね。でも業務を覚えるにしたがって仕事の背景が見えてきて、心境も変化していきました。

仕事を通じた意識の変化

仕事を覚えていく中で、どのような心境の変化が生まれたのでしょうか?

毎日おこなっている業務が資産運用業界の中でどんな役割を果たしているかが見えてきたことで、自分の仕事の意味や責任の重さを実感するようになりました。投資信託を運用するファンドマネージャーさんは、日々、私たちから届く数字を参考にして新たな売買を行います。その額は、数千万円、数億円の規模になることもあります。自分の仕事がそれだけの取引に影響しているとわかったことで、業務に対する真剣度が確実に上がりました。

心境の変化とともに仕事への取り組み方も変わりましたか?

正確な数値を算出することの大切さに気付いたことで、仕事が自分事化したように思います。漠然と作業するのではなく、どうしたらミスが減るか?もっと効率的にするにはどうしたらいいか?という観点を持って仕事をするようになりました。1年目はどちらかというと受け身でしたが、2年目からはかなり能動的になったかと思います。

3年目からは投資顧問業務を担当するようになり、次第に業務の中心メンバーとなっていきました。より責任のある立場になって意識や行動は変化しましたか?

一番変わったのは話し方ですね。どうやったら確実に伝わるか?というところを考えて話すようになりました。例えば「これ」や「あれ」といった指示代名詞を使わないとか。そういう細かい部分が意思疎通のミスやズレにつながりかねないので、今も話し方には気を付けています。ミスが許されない業務を続けてきたからこその変化かもしれませんね。

成長への歩み

これまでのキャリアを振り返って、もっとも成長したと思う部分は?

積極的にトライ&エラーを重ねてきたことで、問題が発生した際の対応力を高められたかと思います。まず目指すべきゴールを明確にして、そこから逆算して一つずつプロセスを分解する。そこからミスの発生しやすい部分を探り出して修正していく、という自分なりの方法論が身に付いたことで、自分自身の問題解決はもちろん、チームメンバーからの相談に対しても素早く適切にアドバイスできるようになりました。

これまでの歩みの中で、壁などはありませんでしたか?

入社して3年目か4年目の頃に、多くの案件を受けすぎて、どの案件にも十分に手が回らず進捗が滞るという事態を招いてしまったことがあります。振り返ってみると、その頃は「来た仕事は全部受ける!」という思いが強い時期だったかと思います。

その壁を、どのようにして乗り越えたのですか?

悩んでいた私に上司が声をかけてくれまして。「いくつかの案件を他の人に任せる気持ちはある?」「自分でやりきりたいのは、どの案件?」といった感じで、私が直面している状況を一つずつ紐解きながら解決の道筋を示してもらいました。それに対して「この案件は経験したことのないものなので、ぜひチャレンジしたい、一人でやりきりたい」と伝えて分担を調整していったのですが、自分の気持ちを汲みながらサポートしていただいたことが非常にありがたかったです。

リーダーを目指して

さらなる成長のために、これから身に付けたいことは?

5年後にはチームリーダー、10年後にはグループマネージャーを目指したいと思っています。そのためにはまず、外部との折衝能力を高める必要があると考えています。
立場が上になるにつれて、トラブル発生時の調整や新規導入に向けた交渉などを任される機会が増えますし、時にはお客様が難色を示すようことを伝えなければいけないケースも出てくるかと思います。そういう場面で、相手の感情を害することなく、こちらの意思をしっかりと伝えられるようになることがこれからの課題です。あらかじめ話すべき内容をロジカルに整理して、交渉の場では相手の動向に集中するといった努力を重ねることで、お客様からもチームのメンバーからも信頼される存在になれればと思っています。

求職者の方へメッセージ

最後に、求職者の方にメッセージをお願いします。

入社当初は私と同じく、数値のチェックなど地道な業務を担当することになるかと思います。そういった業務を任されても嫌にならず、何のために行っているのかを理解しながら辛抱強く取り組むことのできる人、忍耐力のある人が、この仕事には向いているかと思います。
それから、就職活動をする上では自己分析を大切にしてほしいと思います。いろいろな会社がアピールしてくる中で、直感的に「いいな!」と感じることもあると思いますが、ぜひ一度立ち止まって、その会社や仕事と自分を照らし合わせてみてください。それまでの経験で自分が嬉しいと感じた瞬間、嫌だと感じた瞬間をヒントにしながら、自分の性格や個性に合った会社を選ぶことが大切だと思います。