産休や子育ての両立を通じて、
チームワークの大切さを
あらためて実感しました。

ディスクロージャーサービス一部

2020年新卒入社

入社の頃の想い

この会社を選んだ理由は?

経済学部出身だったので、なんとなく「金融系かな」と感じていて、銀行、信用金庫、保険会社など幅広くエントリーしました。金融の仕事の中でも特に「資産運用」に注目していて、人生100年時代と言われる中、これから先もっと需要が出てくるだろうし、仕事を通じて多くの人の資産形成をお手伝いできれば……という思いで就活をしていました。
この会社を選んだ理由としては「BPO」というところが大きかったです。さまざまな企業の業務に携われるので、業界に関して幅広い知識が身に付けられるかな、と。それから、事務職に特化していることも大きなポイントでした。営業職のように前に出て仕事するより、後方で支える立場の方が私の性格には合っていると思いましたので。

入社してみて、想像とのギャップなどはありましたか?

「金融のプロ」が集まっている会社なので、緊迫した職場かと思ったのですが、想像と違ってみなさんすごく優しくて、仕事も丁寧に教えてくれて、良い方向でギャップがありました。女性が多い職場ですが、みなさんサッパリとしていてギスギスした感じは全くないです。

投資信託サービス部での経験

最初に配属された投資信託サービス部は、日々、限られた時間の中で正確な作業が求められる現場です。新人として、その仕事に初めて取り組んだ時の様子はいかがでしたか?

私が所属していたチームでは、投資信託を運用する会社から届く取引データなどをシステムに入力して、その日のうちに処理を行わなければいけません。データが届いたらみんな一斉に作業に集中するので、最初はその雰囲気に圧倒されたりもしました。

時間に追われる仕事なので、慣れない頃は毎日ドキドキしていて、実際に「作業が間に合わない!」といったようなこともありました。でも、少しでも「危ない」と思ったら、すぐにチームで状況を共有するという方針が徹底されていたので、一人で抱え込むことはありませんでした。協力をお願いした時に厳しい答えが返ってきたり、誰かに叱責されたりということも全くなかったです。仕事に慣れてきたのは、半年ほど経った頃から。イレギュラーが発生しない限り、一人で担当業務を終えられるようになりました。

産休と復職、子育てとの両立

入社3年目で目論見書などのレポートを作成するチームに異動となり、まもなく産休に入られました。その時の心境や周囲の反応はいかがでしたか?

異動して半年ほどで産休に入ることになったので「迷惑に思われるだろうな」と、正直不安がありました。でも、みなさん本当に喜んでくれて。ドキドキしながら、まずグループマネージャーに伝えたのですが、お祝いの言葉や「いくらでもフォロー体制は整えられるから」と言っていただけて、一気に安心したことを覚えています。
産休までの期間も、私は悪阻(つわり)が重かったのですが、みなさんいろいろ気にかけてくれて、業務の面でも在宅勤務を多めにしてもらえたので非常に助かりました。

その後、1年半ほどの産休・育休を経て仕事に復帰されました。現在は、どのような働き方をしていますか?

産休に入る前に「希望するなら、もとの職場に戻れるよ」と聞いていたので、休みをいただいた恩返しをしたいという気持ちもあって、以前と同じレポートチームに復帰しました。今は30分の時短勤務で実働は7時間。出社は週に2~3日程度です。会社のルールとして在宅勤務は月に10日までという枠があるので、その範囲でうまく活用できています。

業務の内容や量に関してはいかがですか?

復帰する際は、時短勤務だと仕事が終わらないのではないか?という心配がありました。でも、徐々に慣れていけるように業務の内容や量を調整していただきましたし、今も普段の会話の中などで「何か困っていることはない?」と気にかけてもらっていて、おかげで子育てしながらも無理なく働けています。業務内容の面でも、今の仕事は、ファンド毎に決められたスケジュールでレポートを作成し、期限までに提出するというのが主な業務なので、急に休んだり早退したりすることになってもスケジュールを調整しやすいです。

職場のチームワーク

チームのメンバーのサポートに関してどのように感じていますか?

BPOサービスは、一つの案件を個人ではなくチームで担当することで、属人化を防ぎ、業務の安定性や正確性を保っているので、この案件はこの人しかできないという状態は避けなければいけません。ですからマニュアルも非常に細かく作られていますし、何かあったらメンバーが助け合うということが当たり前のように浸透しています。そういった社風や仕組みが、チームワークの良さや働きやすさに繋がっているのかと思います。時短勤務や急な休みで迷惑をかけてしまうことも少なくないのですが、みなさん嫌な顔一つせず、「すぐ帰った方がいいよ」と声をかけてくれて、妊娠の前後を通じてチームワークや人の良さを本当に実感しています。

今後の働き方について、どのように考えていますか?

これから先、子どもの成長や仕事の変化などさまざまなことがあると思いますが、その都度、柔軟に対応しながら子育てと仕事を両立させていきたいと考えています。そして、そういう姿をこれから入社してくる人たちに見てもらうことで、私と同じように産休・育休を取る人の不安を減らして、前向きな気持ちにつなげていけたらと思っています。

求職者の方へメッセージ

最後に、求職者の方にメッセージをお願いします。

事務職というと一人で黙々と作業をする姿を想像するかもしれませんが、この仕事はチームで取り組むものなのでコミュニケーションがとても大切です。
それから、好奇心や探求心も大切。マニュアルが整備されているので、業務そのものにはすぐ慣れると思いますが、そこから一歩踏み込むと非常に奥深い世界が広がっています。

一つひとつの作業が投資信託全体の仕組みや一連のシステムの中でどういう意味を持っているか?などをしっかりと理解するには、それこそ20年くらいの時間がかかると思います。でも、プロとしてどんな状況にも対応できるようになるには、そのような深い部分まで理解することが必要不可欠です。ですから、表面的な作業だけでなく、いろいろな部分に興味を持って、探求し、学んでいくことが重要かと思います。
私自身、まだわからないことばかりですが、一歩ずつ知識や経験を積みながらスキルアップして、支えてもらったチームのみなさんや会社に還元していきたいと考えています。